これで安心60才からのリフォーム計画|アリキリ|横浜 港南区 リフォーム アリキリ


投稿:常田 豊


これで安心60才からのリフォーム計画|港南区 アリキリ


今回は60才代のお父さんに是非知って

おいて頂きたい、住宅維持管理リフォームです。

 

なぜお父さん方に知っておいて頂きたいかと言うと、

60才代になるとある程度は自由はなる時間が作れ、


今までやりたいと思っていた事を実行に

移すことが可能になってきます。



「オーロラを見に行きたい、ゆっくり世界一周の

船旅がしたい、田舎にセカンドハウスが持ちたい、

一月間連続で温泉のはしごがしたい、


onnsenn



カナダのヘリスキーでパウダースノーを満喫したい、

ビッグバイクで日本一周のツーリングがしたい・・・」

など、考えると夢が広がってきて、大変元気も出てきます。

 



1.ちょっと待った!・・・

でも、その前にこれからの生活の原点であるお住まいを

一度見直してみて下さい。


・屋根の葺き替えはされましたか?

・水廻りのリフォームは済んでいますか?

・外壁で気になる部分はありませんか?

・雨樋の状態は大丈夫ですか?

・外壁の塗り替えは何年前に行いましたか?

などです。


上記など、家の健康を保つ部分がしっかり

再生されていれば、皆様の家は

まだまだ使えます。


今現在ご自分の家の再生度合いがどれくらいで,

今後幾らくらいの費用が必要になるのか、


最終ページに「住宅維持管理簡易チェック表」を

用意しましたので、今度の休みにでもやってみて下さい。

だいたいの金額がわかります。

 




2.思わぬ落とし穴を避ける・・・

住宅維持管理の費用は額が大きいですから、

この費用を予定しないで老後の計画をされると、


後で数百万円単位の出費を伴う思わぬ

落とし穴に落ちないとも限りません。


そこをしっかり押さえて、老後の楽しい計画を

考えていただければ大きなリスクも

なくなり安心して生活が出来ます。

 




3.私たちは一生の間に家に幾らくらい費やしているのだろう?・・・

ちょっと余談になりますが、私たちは一生の間に

家に関してどの位のお金を費やしているのか、

皆さんお考えになった事ありますか?


私も興味が有ったのでざっと計算してみました。

おそらくダントツで一番大きな出費だという事は

分かるのですが、いったい幾らくらいだと思いますか?

 

ここでは戸建て住宅を対象にお話しを

させて頂きますが、一般に戸建て住宅の場合には


3千万円~5千万円位の費用で住宅を購入するケースが

多いのではないかと思います。


通常はローン返済ですので金利もかかってきます。

仮に、3800万円で住宅を取得したとすると、


金利を合わせた総支払額は約5000万円になります。

その後は住宅の維持管理費が発生してきます。


ざっくりとした戸建て住宅の維持管理費は

・築10年目に約200万円

・築20年目に約200万円

・築30年目に約1400万円(再生リフォーム)

・築40年目に約200万円となります。

上記のように一生での住宅維持管理の合計は

約2000万円になります。


購入資金と維持管理費を合計すると

私たちが一生で費やす住まいに関する費用は

7000万円言う事が出来ます。

 



 

4.一日当たりに換算すると・・・

では家にかかる費用は一日単位では

いったい幾らになるのでしょうか?、

チョット興味がありますよね。


仮に40才で住宅を入手して65才でローンを

完済し、85才までこの家に住むとした場合、


その間の総費用は上記の様に7000万円で、

40才から85才の使用期間が45年間になります。


単純計算で7000万円÷45=155万円

と言う事で、一年間に155万円です。


一ケ月では約13万円ですから、

「一日に換算すると4300円」

と云う計算になります。


生涯収入を2億円とすると約35%が家に

関しての出費になるようです。

 

 



5.話を本題に戻します・・・

上記のように維持管理は10年ごとに

200万円程度が必要です。


仮にこのメンテナンスがされていないと

一体どんなことが起こるのでしょうか?


200万円の費用の内訳はふろ給湯器などの

交換で約50万円、屋根外壁の塗り替え等が

150万円です。


ふろ給湯器などは壊れれば当然交換されるので

あまり問題はないのですが、


屋根、外壁の塗り替え等のメンテナンスは、

とりあえず見た目に悪くても生活には支障がないとして

放っておく場合も多く見受けられまが、手入れをしないと、


・木部が腐って交換が必要になる。

・外壁モルタルが浮いて剥がれる。

・屋根の雨漏れが起きている。


など見えない部分での傷み、劣化の進行が

早く進んできます。


ギリギリまで放っておくと言う作戦も無いわけでは

ないでしょうが、一歩間違うと柱、梁、土台と言った


大きな部分のやり換えにも繫がり、予期せぬ出費

と言う事にもなるので避けた方が良いと思います。

 




6.ポイントは30年目の再生リフォームリフォームです・・・

再生リフォームは住宅維持管理の費用の項目で

一番金額が多く内容的にも重要なリフォームです。


通常のメンテナンスリフォームを行っていても

25年が過ぎる土台、柱梁など、構造部分を


除いた多くの部位が寿命を迎えます。

築30年を目安に以下の再生リフォームが

必要になります。


・屋根の葺き替え

・外壁の塗り替え

・水廻り機器の交換

・内装のやり替え

・一部建具の交換


上記のように再生リフォームでは傷んだほ

とんどの部分を交換する事で、家の新たな出発になり、


以降メンテナンスをしながらまた2030年間

使用することが出来ます。


P1050953

コロニアル屋根の葺き替え





7.再生リフォームは一度に行うか、分けて行うか・・


再生リフォームは一回にまとめて行う事も出来ますし、

何回かに分けて行う事も可能です。


リフォームを行う際に皆さんが意識しないで

行っている為に、気が付かないのでしょうが、


築25年を過ぎた頃から、「お隣さんでキッチンを

交換したのでうちでも・・・とか、


『トイレが汚れてきたので便器の交換ついでに

内装もやり替えたの・・・』等も再生リフォームを

分けて行っていると考える事が出来ます。


私は、個人的には何回かに分けて、5~10年計画で

一連のリフォームを完了させる方法を

お薦めしています。


分割して部分的に行う場合には引っ越しなどを

行わないで、荷物を移動しながら

リフォームが出来ます。


又、費用の点でも、様子を見ながら進める事が

出来ると言うのもお奨め出来る点です。


それに最悪のケースで、業者さんの選択を

失敗した場合でも被害が少なくて済みますし、


良い業者さんなら次のリフォームもお願いすれば

良いのでメリットがあると思います。





8.私がお奨めの分割回数は3回です・・・


1回目・・・浴室+洗面+トイレの水廻り3点リフォーム(約200万円)

2回目・・・キッチン+内装他リフォーム(約250万円)

3回目・・・屋根葺き替え+雨樋交換+外壁塗装(約350万円)

です。

各部位の概算価格は、下記URLを参考にして下さい。


第一回目は構造材の傷みが考えられ一番心配な

浴室を含み関連性の高い『水廻り3点』を最初に行います。


IMG_5306

【タイル工法の浴室を解体して傷んだ土台、柱を交換した所】



次にダイニングや、リビングにも関係する

キッチンリフォームを行います。


最後が外壁塗装が絡む屋根外壁リフォームです。

この順番ならば、サッシの交換などがあっても、


最後の外壁塗装で補修を含め無駄なく

施工が出来ます。


1から3までの間隔は各2年ないし3年位が

良いと思います。

 




9.マンションにお住まいの場合・・・


マンションが戸建て住宅と最も違うのは、

住宅維持管理でもっとも費用の掛かる屋外部分の


メンテナンス費用が強制的に修繕積立金という形で

毎月管理組合に積み立てしているという点です。


後で必要になる費用を毎月積み立てているので

非常に安心で、大変良いシステムだと思います。

 

戸建て住宅に住まわれている方も別段預金に

しておけば良いのですが強制でもされないと

やらないですね。

 

70~80㎡のマンションでの住宅維持管理費は


・築10年目に約50万円

・築20年目に約50万円

・築30年目に約750万円(再生リフォーム)

・築40年目に約50万円


上記のように一生での住宅維持管理の合計は

約900万円になります。


 

マンションにお住まいの場合でもやはり重要なのは

30年目の再生リフォームです。


上記の750万円という金額は、間取りなどの

変更は行わずに水廻り機器をすべて交換し


内装を全てやり替えたフルリフォームの場合の

目安の金額です。

 

これとは別に、属にスケルトンと言われる

リフォーム方法でコンクリート部分を


すべて露出させて、床から作り替える方法では

施工精度も高くなり、間取り変更や、


ウレタン吹き付けで行う高性能結露防止工事なども

可能でお奨めの施工方法です。


この場合には200万円位の予算が必要になります。


 


 

10.60才代と云うタイミング・・・

子供の学費などを考えると、一般には退職金を

頂くまではなかなか大きなリフォームを


行う事は難しかったと思いますので、

60才代で「最後の大仕事」が再生リフォームと

考えて頂いても良いのではないでしょうか。


ここをクリアすればあとはもう一回、10年毎の

リフォーム費用をご準備頂けばもう

家に関しては安心と言う事になります。

 

 

住宅維持管理費は金額が大変大きので

大まかにでもいつ頃、幾らくらいの費用が

必要になのかを知っている事が大変重要です。

 

今回は60才代のお父さんに是非知っておいていただきたい

住宅維持管理費と再生リフォームについてのブログでした。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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お問い合わせをお受けしています。

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■住宅維持管理簡易チェック表(戸建て住宅用)

 

   【項目】

 1.屋根の葺き替え               □未施工・・ ・230万円

 2.雨樋の交換                   □未施工・・・  30万円

 3.外壁塗装(3年以内)                        □未施工・・・100万円

 4.浴室ユニットへのリフォーム           □未施工・・・140万円

 5.洗面リフォーム                                □未施工・・・  30万円

 6.トイレリフォーム                             □未施工・・・  30万円

 7.キッチンリフォーム                          □未施工・・・130万円

 8.内装その他                                     □未施工・・・100万円

 

                                                         合計金額 790万円





(株)アリとキリギリス

2級建築士事務所

AK住宅維持管コンサル設計事務所

代表コンサルタント 常田 豊


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